2021/10/31 22:20

徳島県内小選挙区の投票率53・86% 前回より7・39ポイント上回る

 徳島県選挙管理委員会が31日まとめた衆院選小選挙区の県内投票率は53・86%で、戦後最低だった前回2017年の46・47%を7・39ポイント上回った。50%台となったのは、12年(57・83%)以来。徳島1区は自民前職と無所属元職が激しく競り合ったほか、徳島2区でも12年以来9年ぶりに野党第1党の候補が擁立されたことが影響したとみられる。ただ、現行の小選挙区制度が導入された1996年以降最も高かった2009年(70・11%)と比べると16・25ポイント落ち込み、戦後3番目に低かった。

 選挙区別の投票率は、1区が55・93%で前回より7・95ポイント上がった。2区も前回を6・58ポイント上回る50・99%だった。

 24市町村のうち、前回は町議選と同時投開票だった那賀町を除く23市町村で上昇した。最も高かったのは上勝町の70・2%(前回比6・17ポイント増)で、唯一70%台だった。次いで佐那河内村69・16%(3・95ポイント増)、牟岐町66・93%(7・98ポイント増)と続く。上位の10市町村は、つるぎ町を除き全て徳島1区だった。

 最も低かったのは上板町の47・08%(6・05ポイント増)。ワースト7位までを徳島2区の市町が占めた。徳島市は8番目に低い52・41%(8・25ポイント増)となった。

 男女別では男性が54・19%(7・11ポイント増)、女性は53・56%(7・63ポイント増)。比例代表の県内投票率は53・84%(前回比7・38ポイント増)で小選挙区より0・02ポイント低かった。

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