共闘で政権交代を　共産・小池氏、来県し演説【2021衆院選とくしま】

　共産党の小池晃書記局長が22日、徳島駅前で演説し、「今回の衆院選は民主主義を壊した政権を続けさせるのか、民主主義を守る政権をつくるのかの戦いだ」と述べ、野党共闘による政権交代を訴えた。

　小池氏は岸田文雄首相が「新自由主義は富める者と富まざる者の分断を生んだ」と発言したことに触れ、「それがアベノミクスだ。富裕層の資産は4倍になった一方で、労働者の実質賃金は年収ベースで22万円も減った」と指摘。野党で64本の法案を提案してきたとし「政権交代の準備はできている。経済効率優先の新自由主義政治を終わりにしよう」と支持を求めた。

　四国には女性の衆院議員がいないことにも触れ、ジェンダー平等のため女性議員を誕生させることの重要性も強調した。

　小池氏は衆院選徳島2区公認候補と、比例四国での党への支援を呼び掛けるため来県した。