2021/10/16 05:00

オール徳島、仁木氏推薦 立民の判断待たず【2021衆院選とくしま】

 野党共闘を目指す市民団体「オール徳島」は15日、会員らを集めた懇談会を徳島市南末広町の徳島港福利厚生会館で開き、衆院選徳島1区に無所属で出馬する元職仁木博文氏の推薦を決めた。18日に政策協定の調印式を開く。

 会議には15人が出席し、仁木氏を「市民と野党の共同候補」と位置づけることを確認した。オール徳島は当初<1>国政4野党(立憲民主、共産、社民、れいわ新選組)と安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」が同意した共通政策への同意<2>立民からの推薦―を共闘候補の条件としていた。仁木氏は6月に立民に推薦を依頼し、9月に共通政策に同意。立民の推薦は見通しが立たないものの、「仁木氏の意志は伝わった」と判断した。

 今後、会員らが仁木氏への支持拡大を関係団体などに呼び掛けるほか、街頭活動も展開する。野党各党や県議会の野党系会派にも調印への参加を促す。

 オール徳島の河村洋二事務局長は「時間はかかったが、ここまでたどり着けて良かった。仁木さんへの支持を精いっぱい広げたい」と話した。懇談会に出席した仁木陣営の長池文武選対本部長は「推薦により野党候補という立場がはっきりした。しっかり戦いたい」と話した。

(青木寛倫)

あわせて読みたい