衆院選 立候補予想者の顔触れと情勢(敬称略) 徳島1区、4人準備 情勢は混沌 徳島2区、野党2新人が現職追う
徳島1区
徳島市、小松島市、阿南市、勝浦郡、名東郡、名西郡、那賀郡、海部郡
▼1区(4)
後藤田正純52 元内閣副大臣 自破前
吉田知代46 元丹波篠山市議 維 新
仁木博文55 元消費特理事 無 元
佐藤行俊73 無職 無 新
(左から)後藤田正純、吉田知代、仁木博文、佐藤行俊
自民前職の後藤田正純、日本維新の会新人の吉田知代、無所属元職の仁木博文、無所属新人の佐藤行俊の4人が立候補を予定している。自民県議が擁立を模索していた知事の飯泉嘉門が1日に不出馬を表明するなどして、情勢は混沌(こんとん)としている。
後藤田は、県連から党本部への公認申請がなかったものの、11日に公認が決まった。県連上層部を占める自民県議との溝は深く、党内の「一枚岩」は難しい状況となっている。街頭で知事や県議への批判を展開し、国政選挙ながら県政刷新を訴えている。
吉田は、9月まで兵庫県丹波篠山市議として活動し、10月4日に出馬会見を開いた。女性の政治参画の必要性を訴えるほか、新型コロナウイルス対策や子育て支援策、国会議員の歳費削減といった政策を掲げる。あいさつ回りや街宣活動を本格化させている。
旧民主系の仁木は幅広く支持を集めようと、初めて無所属候補として出馬する意向。立憲民主に推薦を依頼しており、野党共闘へ調整を続けている。「コロナ選挙」と位置づけ、医師としてワクチン接種などコロナ対応を担ってきた実績をアピールしている。
佐藤は独自の戦いで臨んでいる。 (政経部取材班)
徳島2区
鳴門市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、板野郡、美馬郡、三好郡
▼2区(3)
山口俊一71 元沖北担当相 自麻前 公推
中野真由美50 元北島町議 立 新
久保孝之58 党地区委員長 共 新
(左から)山口俊一、中野真由美、久保孝之
11選を目指す自民前職の山口俊一を、立憲民主の中野真由美、共産の久保孝之の2新人が追う。野党候補一本化については、中央での両党の協議に委ねられていたが、まとまらなかった。
山口は、2012年の衆院選以来となる野党第1党の候補擁立に危機感を抱く。松茂町と地元の三好市に事務所を置き、支持者回りを重ねるなど地盤固めに余念がない。3日には鳴門市内で集会を開き、自民県議らが結束を誓った。
中野は三好、美馬、吉野川、北島の4市町に事務所を開設。街頭では3人の子育てや非正規労働の経験を紹介し、ジェンダー平等や透明性の高い政治の実現などを訴える。党幹部らが応援に駆けつけるなどして知名度不足をカバーする。
久保は、自民党政権による新型コロナウイルス対策を批判した上で特別給付金の再交付や医療体制の充実を掲げ、野党連合政権への交代を主張している。板野町に事務所を設け、比例四国の候補者と連動しながら浸透を図る。 (政経部取材班)
比例代表
四国(定数6)
【自民党】(5人)
福井照67 元沖北担当相 二前
福山守68 元環境政務官 破前
山本有二69 元農相 無前
井桜康司65 党本部職員 新
二川弘康47 会社役員 新
【公明党】(2人)
坂本道応42 党香川県職員 新
山崎正恭50 元高知県議 新
【共産党】(2人)
白川容子55 元香川県議 新
中根耕作40 党高知県委員 新
【れいわ新選組】(1人)
小泉敦39 NPO役員 新
【社民党】(1人)
三野ハル子76 元高松市議 新
【NHK党】(1人)
中島康治42 (高 知1) 新