2021/10/16 05:00
【ノーカット動画】衆院選徳島1区出馬予定者が学生に主張訴え 徳島大で公開討論会

衆院選の立候補予定者による公開討論会「若者の明日を語る会―衆院選立候補予定者VS学生」が15日、徳島大常三島キャンパスであり、徳島1区から出馬予定の後藤田正純さん(52)=自民前職=と仁木博文さん(55)=無所属元職=が学生約30人を前に自身の考えや政策を訴えた。
将来の年金受給について、後藤田さんは「年金維持のためには経済成長し国庫負担を維持する必要がある。共働き世帯への対応や定年延長などを検討し、制度を保ちたい」。仁木さんは「少子高齢化社会で、今の年金制度はうまく機能しない。国民年金は税金で賄い、少子化対策と併せて検討したい」と答えた。
学生から個別の質問もあり、政治家の発言について問われた後藤田さんは「失言はもっての外だが、政治は意見を言ってなんぼ。意見を言わずリスクも負わないと、日本は良くならない」と述べた。
仁木さんは政治参画について「資金や人手の不足のほか、仕事を辞めないと立候補できないなどハードルが多い。より多くの人材が政治に直接参加できる体制をつくるべきだ」と訴えた。
選挙の啓発活動に取り組む徳大生グループ「TYME(タイム)」が企画し、2日連続で開いた。1区から出馬予定の維新新人、吉田知代さん(46)は時間の確保が難しいとして欠席した。11日に立候補表明した無所属新人の佐藤行俊さん(73)はTYME側の段取りが間に合わなかったため、別途、意見交換会を設ける予定。
TYME共同代表の堀井麗以さん(22)は「政治家と学生の世代間ギャップを少しは縮められたと思う。学生は声を上げることにおっくうにならず、投票に行ってほしい」と話した。