2021/10/12 05:00

仁木氏との協定をオール徳島提案へ 立民推薦待たず判断 衆院選徳島1区

 衆院選徳島1区での野党共闘を目指す市民団体「オール徳島」は15日、会員らを集めた懇談会を開き、共闘候補の条件の一つとする立憲民主党の推薦を待たずに無所属元職の仁木博文氏と協定を結ぶことを提案する。承認されれば、県内野党に協定への調印を呼び掛ける。公示が迫る中、議論を前進させる必要があると判断した。

 11日夜に徳島市の徳島港福利厚生会館で開いた事務局会議で決めた。河村洋二事務局長は「懇談会で承認を得た上で野党各党にも調印してもらえるよう努力したい」と語った。

 オール徳島が示す条件のうち、国政4野党と安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」による共通政策への同意は9月に仁木氏が了承している。立民の庄野昌彦県連代表は「正式に話があれば県連で対応を協議したい」と話している。

(青木寛倫)

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