2021/10/07 05:00

自民県連の非公認申請受け、後藤田正純氏「党員不在の決定だ」

 自民党徳島県連が衆院選で徳島1区の現職後藤田正純氏の公認申請を党本部にしないことを確認した6日、後藤田氏は徳島市の後援会事務所で取材に応じ、「党員不在の決定だ。気にくわないなら候補者を示すべきだ」と批判した。

 後藤田氏は、県連幹事長の嘉見博之県議らが飯泉嘉門知事の擁立を断念した経緯に触れ、「見るに堪えないごたごた劇だった。問題を起こした人たちがまだ私を推薦しないというのにはあきれる」と指摘。各支部や党員からの推薦を既に党本部に届けているとし、「現職優先は揺るがない」と強調した。

 常任総務会を欠席した理由については、「ある県議から『他の国会議員も出ない。ごたごたするのもよくないので出席を控えては』という話があった。普通に推薦されると思っていたので欠席した」と説明した。

 飯泉氏が衆院選に出馬した場合に行われる予定だった知事選に、比例特定枠で当選した三木亨参院議員が意欲を示していたことについては、「特定枠だから辞めてはいけないという決まりはない」との認識を示した。

 (秋月悠)

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