2021/10/06 05:00
飯泉知事不出馬巡り、自民県連の山口会長辞任 後任は杉本県議
自民党徳島県連は6日の常任総務会で、山口俊一衆院議員の会長辞任を了承した。山口氏は飯泉嘉門知事が衆院選に出馬した場合に行われるはずだった知事選に、比例特定枠で当選した三木亨参院議員が意欲を示し、波紋を呼んでいたことの責任を取った。後任の会長には杉本直樹県議(80)=那賀選挙区=が決まった。県議が県連会長を務めるのは、故藤田豊氏以来。

総務会を欠席した山口氏は「特定枠を巡る混乱により、県民や参議院に心配をかけた。全ての責任は県連会長である私にある」とのコメントを出した。
嘉見博之幹事長は総務会で、知事の出馬に絡んだ一連の対応について「ご心配をかけたことを心からおわびする」と陳謝。幹事長を辞任する考えを明らかにした。
杉本新会長は「心を一つにして総選挙で恥ずかしくない結果を出したい」と意欲を述べた。新執行部の人事は杉本会長に一任。嘉見幹事長は、後任が決まるまで続投する。
山口氏の県連会長辞任に三木氏は「長年、党勢拡大に尽力いただいた会長が辞任することは残念。衆院選では県連と一丸となり、公認候補当選のために戦っていきたい」とコメントした。
(坂田佑耶)