2021/10/06 05:00

衆院選徳島 自民県連、1区後藤田氏公認申請せず 2区は山口氏決定

衆院選徳島1区について、自民党本部に後藤田氏の公認申請をしない方針を改めて確認した県連常任総務会=徳島市の徳島グランヴィリオホテル

 自民党徳島県連は6日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで常任総務会を開いて衆院選への対応を協議し、徳島1区は現職の後藤田正純衆院議員の公認を党本部に申請しないことを改めて確認した。県連は5月、後藤田氏の言動を問題視し、「県選出の国会議員としてふさわしくない」として党本部に公認しないよう求めており、方針を維持した。2区は山口俊一衆院議員を公認申請することを決めた。

 常任総務会には45人中、委任状を含めて40人が出席し、非公開で行われた。

 出席者によると、総務会に先立って開かれた執行部会で、1区は5月の総務会で決定した後藤田氏の非公認を求める方針を再確認した。県連は5月、党本部に非公認を申し入れるとともに、公認申請しないことを伝えていた。

 総務会でも異論は出なかった。出席者から、飯泉嘉門知事が衆院選に出馬しないこととの関連性について質問があり、嘉見博之幹事長が「公認申請しないということは前から決まっていた。(知事の不出馬とは)何ら関係ない」と答えた。

 比例代表の福山守衆院議員の処遇については、本人の意向を確認しながら党本部に要望を続ける。

 衆院解散と同時に県連内に選対本部(本部長・県連会長)を設置し、今後の選挙対応を一任することも申し合わせた。党本部が後藤田氏を公認した場合の対応について、嘉見幹事長は記者団に「選対本部で決定することになる」と話した。

(坂田佑耶)

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