2021/10/05 05:00
衆院選徳島1区 吉田氏、出馬を表明
日本維新の会が次期衆院選徳島1区の公認候補に決めた元丹波篠山市議の吉田知代氏(46)が4日、徳島県庁で記者会見し、正式に出馬表明した。
吉田氏は「出産や子育てをする中で待機児童問題に直面し、女性が活躍できる社会を目指して市議になった。女性目線で貧困やドメスティックバイオレンス(DV)などの課題解決を国政の場で訴えていきたい」と立候補の動機を説明。衆院議員の女性比率が9・9%にとどまる現状を踏まえ、政治への女性参画を進める考えも示した。
重点政策として▽介護報酬の底上げと介護保険財政の国費負担割合のアップ▽中学生に月1万円の塾代助成▽国会議員の歳費・賞与の減額▽国産の新型コロナウイルスワクチンと治療薬の開発支援―などを挙げ、「古い政治を壊し、暮らしやすい社会を目指していきたい」と語った。
日本維新の会は全国的に候補者の擁立を進めている。吉田氏の祖父母は徳島市出身。
徳島1区には他に、自民現職の後藤田正純氏(52)と無所属元職の仁木博文氏(55)が立候補を予定している。
(青木寛倫)