共産・久保氏　事務所開き　徳島２区立候補予定

　次期衆院選に徳島２区から立候補を予定している共産党新人の久保孝之氏（５７）の後援会事務所開きが２３日、板野町川端であった。新型コロナウイルス対策として事務所前駐車場で行い、支持者ら約６０人が出席した。

　久保氏は、菅義偉政権のコロナ対策について「都合が悪いときには専門家の意見を聞かない。強権的なやり方が目立ち、怒りと失望が広がっている」と批判。「命と暮らしを守る政治を実行できる政府をつくりたい」と、市民と野党の共闘により野党連合政権を目指す考えを強調した。

　医療提供体制の現状についても問題を指摘し、「緊急で施設を造るなど、誰もが安心して医療を受けられる体制をつくるべきだ」と主張した。最低賃金の引き上げや原子力発電所の廃止、ジェンダー平等社会の実現といった政策も訴えた。